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【大切なお知らせ:eatreat.移転のため4月末に三茶WORKでの営業を終了します】(English follow)

いつもeatreat.の三軒茶屋のカフェをご愛好いただき、誠にありがとうございます。
2019年8月にオープンして以来、想像を超える多くのお客さまに恵まれ、この場所でこのブランドは私の手のひらの範疇を超えて、大きく成長することができました。

この場所がオープンする時「三茶WORKの会員さんも、その人に会いに来る人も、彼らと同じ三茶のまちに住む人も、みんなにとって憩いの場になるように」と心から願いました。今でもその気持ちに変わりはなく、それが叶ったと思う瞬間もたくさんありました。

一方で、eatreat.の来店客が増え、慌ただしく過ごすようになると全ての人に満足なサービスをすることができなくなり、eatreat.自体も成長痛に日々耐えている、と感じるようになりました。

春は成長と変化の季節です。

お客さまからいただいたガジュマルの木がぐんぐん伸びて、その鉢の中ではもう大きくなれないよ、と声にならない声を出している姿を見て、鉢を変えてあげなきゃなと思いながら、自分の姿に重ね合わせていることに気づきました。

そうした経緯もあり、誠に急なことですが、3月半ばに三茶WORKの代表のみんなと話し合い「時が満ちたと感じた時が、潮時」と背中を押してもらい、4月末に三茶WORKでの営業を締めることになりました。

いずれにしても、本づくりに集中する時間が必要だったため、5月から7月にかけて執筆と制作に専念し、並行して新しい独立店舗の準備に入ります。物件も施工も出会いと運がすべてのため、思い通りにいかない可能性が大ですが、できれば盛夏の頃に新しい場で皆さんをお迎えできればと思っています。

場所はそれほど三茶から遠いところにはしません。少なくとも世田谷ではできるように探し始めています。

 

eatreat.は三茶WORKがなければここまで大きく成長することは決してありませんでした。一緒にやってきた運営メンバーはもちろんのこと、会員さんや、この場に訪れ、この不思議で混沌とした空気を一緒に楽しみ、この場を育ててくださったお客さますべてにこの場を借りて、心から感謝の気持ちをお伝えします。

私が三茶WORKを大切に思う理由は数え切れませんが、その一つが「この場所には対話がある」ことです。今勉強していることで、フィンランドの「オープンダイアローグ」というのがあります。これは困った人がいたら、診断や投薬の前に速攻で10人くらいの医師、看護師、カウンセラー、介護士などのケアワーカーがワイワイ集まり、患者とその家族を囲んで、何日間も毎日毎日、ただ対話をする。そこに結論は求めず、ただただ対話をする。その経過で人が治癒していくという精神療法です。

三茶WORKでは、これに近い現象がごく自然と起きています。
どんな人でもみんな少しずつ、何かしらの傷を抱えながら生きている中で、三茶WORKでの時間には可能な限り「対話」に取り組む姿勢があり、時々人間らしく諦めかけたり、また再開したり、そうしながら誰かが本当に辛い状況に追い込まれないように自然と輪を作っている。

「コミュニティ」が何かを自然な形で体現している、その姿に深く感銘を受けました。それはeatreat.の本で伝えようとしている「あたらしいケアの形」そのものです。

eatreat.という一本の樹が、一人で根を張る場所を新しく見つける時がきました。それほど遠くない未来に、皆さんをその場で満面の笑みで迎えいれ、この決断が間違いでなかったと祝福してもらえるよう、この春を精一杯の明るさで走り抜けようと思います。

長いメッセージをここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

親愛を込めて
eatreat. Ayurvedic foodremedies 小林静香
2022年3月26日 春の佳き日に

 

Thank you very much for your patronage of eatreat.CHAYA in sanchawork since we opened in 2019. During these three years, I have met so many customers.. honestly it has been beyond my imagination and thanks to all of our patrons,  eatreat. was able to grow significantly.

My Vision for this space and what I emphasized here is that my restaurant would be a place of relaxation for both sanchawork members and people in this town. Although that wish that the balance could remain the same, the reality is that as the number of visitors increases, it becomes difficult to provide satisfactory service to everyone.

Spring is a season of growth and change.

In the middle of March, when I was changing the pot of banyan tree on the kitchen counter, I just realized that eatreat. had reached its peak and it was time for change.  It is time to embark on a new journey in search of a new bowl to grow more.

Here I have to tell you that eatreat.CHAYA in sanchawork will close at the end of April.

Currently, I need to focus on making my book so from May to July I will concentrate on writing and in parallel, I will get ready for a new restaurant. If possible, I would like to open it in the Setagaya area around midsummer 2022.

eatreat. would never have grown so much without sanchawork.

Again, I would like to express my sincere gratitude for all the members in sanchawork, customers of eatreat. and the people in this town who encouraged me and were compassionate towards my restaurant.

sanchawork is a great community that emphasizes “dialogue”.

In an era where any person lives with a lot of wounds, I think this place gives many people peace of mind and has the potential to remove divisions. I hope that many people will continue to come sanchawork and that the space will grow and flourish.

Time has come to find a new place for a tree of eatreat. to take root.

In the not too distant future, I would like to welcome all of you to my new place. Towards that day, I will do my best to be blessed that this decision was not a mistake.

I hope that a peaceful spring will come to everyone.

 

Sincerely yours,
Shizuka Kobayashi
eatreat. Ayurvedic food remedies

 

https://eatreat-foodremedies.com/

Instagram @eatreat._

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アーユルヴェーダの考えに基づいて、国産無農薬の薬草と世界のスパイスをブレンドしたeatreat.TEA。
賑やかな毎日のなかで、心と身体のバランスをチューニングしたい時や、
いつもすこやかでいてほしいと願う大切な人への贈り物にお使いください。

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