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新年を迎えてはや1ヶ月。
冬の終わりから春先までは、
・なんとなくだるい
・二度寝をしがち
・むくみが戻らない
・年末年始で増えた体重をなかなか落とすことができない
など「重だるい」感じの悩みを持つ方が増えます。

でも季節は着実に春へ。
暖かくなって服を脱いでから「思っていた以上に重たいものを抱えていたな」と気づいても、ちょっと遅いです。

春先に向けて、自然界の芽吹きのように軽快に行くためには、年明けから対処していくのが正解。
そんな時、味方になってくれるのが「苦味」です。

苦味はアーユルヴェーダで「停滞するものを排出する」味です。
山菜やマスタードの他に、花野菜も良いです。花野菜というのは春先の花をつけた野菜を指すので、年明けから出回るのは「菜の花」。

アーユルヴェーダの生理機能でいうと、冬から春にかけては「カパ」という維持固定の力が増えます。固定させる力なので、この機能が過度に増えると身体の流れが停滞しがちになります。「停滞したカパ」は言ってみれば老廃物のようなもの。
「苦味って大人になってから美味しく感じるようになったな」と思ってる人は多いと思いますが、それは大人になって代謝が悪くなり運動不足になったのに、消化に重たいものばかり食べるから、余計なものを溜め込みがちになった証拠なんですね。

停滞したものを流すために苦味を積極的に摂っていきましょう。

菜の花とマスタードシードのオイル蒸し

苦味が美味しい菜の花は、独特の辛味と身体をしっかり温める温性のオイル「マスタードシードオイル」でオイル蒸しをするのがオススメです。これは「菜の花の辛子和え」インドバージョンだと思ってください。

1)菜の花はお尻のところをちょこっと切り、さらに食べやすいサイズにカットしたらささっと水で洗います。ここで水気を切りすぎないのがポイント。スナップえんどうも筋をとって小さめにカットしましょう。

2)フライパンにマスタードシードオイル大さじ1、クミンシード小さじ1をしいて温めます。

シュワシュワして、クミンシードの香りが立ってきたら野菜を入れるサイン。
マスタードシードオイルは鼻で嗅ぐだけで身体が温まってくるのがすごいです。

3)菜の花とスナップエンドウを投入し、ざっと混ぜ、弱火に落として蓋をして、蒸し煮にします。2度くらい開けて木べらで混ぜ、ゆっくり火入れしましょう。

4)芯を菜箸で触ってフニャッと柔らかくなったら頃合い。岩塩を小さじ1/2杯くらい満遍なくふって和えてできあがりです。

菜の花は白菜の菜の花、キャベツの菜の花、と実はいろんな菜花があるので、ファーマーズマーケットなどに行ったら探してみてくださいね!

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