セルフケア
花冷えの日の朝に!ガルシャナでポカポカ、花粉症予防のレシピ
公開日: 2022.04.10 更新日: 2025.01.26
桜が咲いたからお花見に出かけたら、寒の戻りがあってまた冬のような寒さを感じる。
それが「花冷え」の季節です。
春はアーユルヴェーダのドーシャでは「kapha」(カパ)が優勢になり、
- 停滞感
- 鈍重感
- 寝ても寝ても眠い
- 鼻づまりなど、身体のあらゆるところが閉塞した感じがある
などの症状が現れやすくなります。
このカパ、冬からの蓄積で不調を起こすので、前の季節からの予防が大切ですが、春になってからも気をつけたいことがあります。
それはカパをこれ以上増やさないこと。
カパを増やすのは、
- 身体を冷やすこと
- 身体に詰まりやすいものを食べること
- 寝過ぎ・運動不足・緩慢な暮らしを送ること
などがあります。
カパの身体に詰まりやすい食事は、消化に重たく、特に砂糖たっぷり、乳製品などの甘いお菓子です。ケーキ屋さんに並んでいるものすべて、そしてアイスクリームやヨーグルト、チーズなども含まれます。
一年中とは言わないので、こうしたものを冬の終わりから春にかけては控えて、運動をしたり身体を温めるように気をつけておくと、冗談ではなく本当に花粉症が軽減します。
絹の手袋でガルシャナマッサージの習慣を取り入れよう

カパを鎮静し、さらに花粉症予防という意味でも、ぜひはじめて欲しいのが、
アーユルヴェーダのドライマッサージ「ガルシャナ」!
絹の手袋で行うことが多いのですが、意外とオンラインですぐ手に入るので、
早速手に入れてみましょう。こちらから購入していただけます。
ガルシャナとは「摩擦」を意味するサンスクリット語で、
絹の手袋で乾布摩擦をすることが多いです。乾布摩擦というと日本では、
寒空の下、ガシガシと古いタオルで背中をこするイメージですが、
アーユルヴェーダではちょっと違います。
ガルシャナは絹(シルク)100%でできた手袋で行います。
絹は人間の皮膚の構造と似た18種類のアミノ構造を含むので、肌への負担がありません。
そのため皮膚が弱い方でも大丈夫。
ただし、傷があるところや炎症が起きているところは避けましょう。
ガルシャナのやり方
- 手袋をはめて、末端から心臓に向かって血流の流れを逆らうようにマッサージしていきます。
強さは苦手でない程度に。皮膚が強い方はゴシゴシ、気持ち強めにこすってみましょう。 - 足からお腹、手から肩まで、お尻や腰のあたりもマッサージします。
- ガルシャナは脂肪除去の効果があるので、胸をマッサージすると小さくなってしまいますし、
皮膚が弱い部分はあまりお勧めではないので、首と胸のあたりは避けておきましょう。
また、痩せている方は心臓から末端に向かって血流の流れに沿うようにマッサージしてください。 - お顔や首周りもガルシャナしていいですが、皮膚が薄い部分はあまり力を入れず、
優しく擦るようにしましょう。
ガルシャナを行う時間
できれば朝晩、少なくとも朝起きたてで行うと代謝向上の効果もあっておすすめです。
ガルシャナを行なった後にオイルマッサージをしたり、入浴するとさらに効果的。
でも、あまり気にせず夜にテレビを見ながら擦ったり、午後にぼーっとしてる時にちょっと手袋を手に取って擦ったり、気軽にやってみましょう。少し擦るだけで気分までスッキリしますよ。
何月ごろやるのがおすすめ?
アーユルヴェーダで春は1月の終わりから始まっています。
日本の暦でも「立春」は2/3頃。
ちょうど花粉も飛び始め、正月からの緩慢な生活からなかなか抜け出せず、
なんだか身体も心もだるいな〜という人が多いのでは?
ガルシャナは特に、この春の始まりから4月の終わりくらいまで集中的にやると特に効果的です。
それ以外にも、秋から冬にかけて寒い時もいいですし、もちろん夏にも代謝を上げたい方や、
セルライトのケアをしたい方は一年中行なってもらって問題ありません。
効果・効能は?どんな人におすすめ?
ガルシャナはリンパや血液の流れが良くなるので、色素沈着が減り美肌になり、冷えも改善します。
- むくみ解消
- 新陳代謝サポート
- 便秘改善
- セルライトの減少
など嬉しいことばかり。
特に、
- 冷え性
- むくみやすい人
- 春は特に身体がだるい人
などにはぜひやってみて欲しいので、試してみてくださいね!
静香さんは「朝イチお布団の中で!」
eatreat.主宰のわたくし、小林静香はイメージ的にはちゃんと朝スッキリ起きて、毎日シャキシャキしているように見られていると思います。が、私も人間なので、寒い季節はお布団の中で「寒いな...」と布団をめくるのを躊躇する日だってあります。
そんな時には、ベッドサイドにいつも置いているガルシャナ手袋を手に取り、布団の中でモゾモゾパジャマを脱いで、お腹周りや足をマッサージしています笑
手足が温まるだけで安心してお布団をめくれるようになりますし、気分もスッキリして朝イチの調子が良くなります。ちゃんとした場所で(?)ドライマッサージ真剣にやらなきゃ、と意気込まず、できるタイミングで無理せず始めて、まずは気持ちのいい体感を得るようにしてくださいね。
セルフケアは「気持ちいい」が一番。これを合言葉に、ぜひガルシャナを取り入れてみてください。