スパイス&ハーブ
おいしく飲んで美白する!ハイビスカスとローズのレシピ
公開日: 2022.08.15 更新日: 2022.08.15日傘にサングラス、帽子と様々な対策をしても焼けてしまう夏。
気候も良いので日差しもたっぷり浴びて、身軽に遊ぶのも楽しいから困りものですよね。
開放的になった後、夕方になるにつれ「このままではやばい」と我に帰り帰宅後に皆さんそれぞれお肌のケアをされていることと思います。
フェイスパックしたり、美白用のクリームを塗りたくったり...
アンチエイジングの智慧が豊富なアーユルヴェーダのアイテムだったら、
・ローズウォーターでしっかりパック
・アーマラキーを飲む
・アロエで火照った肌をひんやりさせる
とかでしょうか。
ただ、経皮吸収には限りがあるので、やっぱりここは身体の内側からのケアもしっかりしておきたいところ。
というわけで、今回は熱を鎮静するバラとビタミンCも鉄分も豊富なハイビスカスで「飲む美白」ドリンクのレシピを紹介します。
ビタミンC豊富!ハイビスカスとローズのコーディアル
ハイビスカスは沖縄など南国で育つ赤くて綺麗なお花、のイメージが強く、食用として捉えている人は少ないかもしれないし、赤くて美肌効果のあるハーブティだとローズヒップの方が知名度が高いですよね。
でも実は、ローズヒップと同等、もしくは上回るくらいビタミンCが豊富で美容効果が高いハイビスカス。「ビタミンCの爆弾」という異名がついてるそうですよ(ほんと?
△eatreat.では東京スパイスハウスさんのハイビスカスを使っています。
ハイビスカスは鉄分も豊富。スパイスハウスの荻窪店でお手伝いをしていた頃、目の前の通りがご近所の産科で有名な病院に近いこともあって、妊娠中で貧血で悩んでいる方がよくご来店されました。
店長の川久保さんは彼女たちにこのハイビスカスとデーツを勧めていて、しばらくハイビスカスを飲んでデーツを食べていたら、次の検診の時には貧血が回復してみるみるうちに元気に!嬉しそうにまたお店に来てくれたのが印象的でした。
美白だけじゃなくて貧血にも良いのは嬉しいですね。
そのハイビスカスとともにコーディアルにするのがローズペタル。
ローズペタルには美白効果は特にないようですが、その芳香で人をリラックスさせ、自律神経を鎮静するので睡眠の質を良くし、ドーシャではピッタを鎮静します。
香りが苦手な方もいるかもしれないですが、コーディアルにすることによってだいぶ取り入れやすくなります。
<材料>
・ローズペタル 30g
・ハイビスカス 20g
・氷砂糖 500g
・水 2リットル
<作り方>
・鍋に水を沸かし、ローズペタルとハイビスカスをふわっと入れてすぐに火を止める。
・優しく2〜3回かき回したらあとは自然に沈殿するのを待つ。
・できれば一晩、最低でも3時間は放置して、香りを移す。
・ザルで濾して、また鍋に戻す。
・氷砂糖を入れて、半分まで煮詰める。
↑特にローズペタルは煮込むとえぐみが出るので、熱湯に入れたらすぐ火を止めること
↑砂糖の中でも氷砂糖はゆっくり溶けて冷性も強く、夏にぴったりです。最初はシャバシャバの液体が半分に煮詰まる頃にはかなりどろっとなる
↑できあがり!瓶詰めして粗熱をとり、冷蔵庫で保存。
✔︎ミルクで割って薄いピンクのホットミルクにしてもGOOD
飲み方は簡単で、ソーダやお湯でシンプルに割ってもいいですし、お酒を飲む方はビールで割ると薄いピンクのビールができます。
また、これはアーユルヴェーダ仲間たちがやっていたことですが、ホットミルクにこのコーディアルを溶いても美味しい。
どの場合でも、基本は10cc-15ccのコーディアルにそのほかの水分を150cc-200ccの割合で割るとちょうどいいです。(ビールの場合は350cc缶がちょうどいいかも)
アーマラキーの茹で汁も美白効果高し!
余談ですが、いつもは蒸して使うアムラを、先日は茹でてみました。
するとこんなに綺麗なオレンジ色の煮汁が...!
調べたところ、この茹で汁は捨てずにとっておいて、毎日少しずつ飲むと良いそう。
ローズとハイビスカスのコーディアルに比べて、決して美味しい代物ではないので( ◠‿◠ )飲めないわ〜!という方は、この液体で顔や髪の毛を洗うのもおすすめ。
洗顔すれば美白に、髪の毛を洗うと頭皮を強くして白髪や抜け毛の予防になります。
完全にシミは消えなくても、内から輝くことで自然な美白に
今は美容皮膚科で手軽にシミ抜きできるようになりましたが、年齢を重ねるにつれて追いかけっこのように新たなシミが出てくることもあるから、キリがないですよね。
私も昔、スキューバダイビングをしたり、海へ山へとアクティブに夏を過ごしていた時期があるし(今はあまりしてない)ピッタ優勢なのでシミは多い方ですが、アーユルヴェーダでケアをするようになって気づいたことがあります。
それは"完全にシミは消えなくても、アーユルヴェーダのケアをすると内側から白く輝くようになるから小さなシミはあまり気にならなくなる"ということ。
「色白は七難隠す」そのもので、全体になんとなく白くなれば一つ一つのシミ潰していくよりいいな!と思ったのです。
というわけで、追いかけっこをするよりも、ハイビスカスやアバランチ を飲み、体内から浄化して自然な美白を目指していきましょう。
そして夏を楽しむときは思い切り楽しみたいですね!