article

特に暑くなってる感じがする今年の夏。
東京では日中に出歩いているとそれだけで危険を感じます。
高温多湿の中、外を歩くと大量に汗を掻くことになり、きちんと拭かずにそのままにすると汗菅が詰まり、かゆみが現れます。

これが赤ちゃんだけじゃなく、大人でも悩む人の多い「あせも」。

アーユルヴェーダでは「ヴァータ・ラクタ」といってヴァータというドーシャとラクタ(血液)両方が悪化しているときに起きる症状です。
ヴァータも鎮静し、血液をきれいにし、そもそもそ湿疹が現れないようにケアすることももちろん大事ですが、我慢できないかゆみはできるだけ早く、それも自然な方法で鎮静したいですよね。

そこで私がよくやるのが「ハーブティでかゆみ鎮静」する方法です。

ハーブティを再利用して足湯にすると気持ちいい話

ティーパックで気軽にお試しできるいろんなハーブティ。
ほとんどのものが2回は抽出できる配合ですが、1回飲んだらすぐにぽいっとしてしまいがち。良いハーブティなら余計に、それはもったいないので私は1度抽出したハーブティのティーパックをなんとなくいくつか乾かしておいておきます。

そして、濃いめに煮出し琺瑯の桶にお湯を張ったところに加えて「足湯」にすることも。

おすすめは、
・ミントティ(スッとする)
・カモミールティ(安心する)
・ジュニパーベリーティ(むくみが取れる)

とかでしょうか。

友人の何人かにもこの「ハーブティを再利用して足湯」する楽しみを共有しているうちに「入浴のためのハーブブレンドもしてみたらどうか」というアイディアが湧いてきました。

それで作ったのが今回ご紹介するeatreat.の入浴茶です。

推しは桃の葉とカルダモンブレンド!リフレッシュ入浴茶

販売商品のため、今回は配合を細かくご紹介することはできないのですが、あせも軽減にもぴったりの「リフレッシュ」はこんなブレンドです。

・桃の葉、イエルバブエナ、カルダモンシード、コリアンダーシード

桃の葉はアーユルヴェーダというよりは、日本の薬草の知恵で古くからあせもや湿疹に効くと重宝されてきたのを知っていてブレンドしました。
そのほかのハーブやスパイスは「冷性でスッとクールダウンする」ものばかり。
カルダモンはほんの数粒の配合なんですが、まあまあの存在感で良い芳香を醸し出して名脇役を務めています。

 

リフレッシュ以外にも、
●デトックス/どくだみ、カキドオシ、ホーリーバジル、グリーンフェンネル
●ポカポカ/ゆずの葉、よもぎ、月桃、ジンジャー、カシア
の2種類があります。

最近老廃物が溜まってて停滞気味、という方はデトックス。
夏だけど冷え性だわという方にはポカポカがおすすめ。

春先にデトックス、秋冬はポカポカを選ぶとかも良さそうです。

たっぷりとお茶を作って、バスタブに加えるだけでOK

入浴茶の使い方は簡単。
たっぷりとお茶を煮出して、お湯を張ったバスタブに加えるだけでOKです。
もちろんまずはお茶として飲むために煮出して、2番煎じを入浴の際に使ってもいいですね。

↑煮出すときはこんな風に。お茶パックごとバスタブに加えて、お茶パックを優しくモミモミしながら入浴すると、香りでもすっごくリラックスします。

バブなど一般の薬局で売っている様々な入浴剤は、こうした生薬を基にしているので、基本的には同じものなんですが、生薬をストレートにブレンドすることによって自然な香りも生きるし、心なしか効果も上がる気が?

特に「リフレッシュ」は入っているそばからあせもがスーッと引いて、すごく楽になった!というお声を頂いているので、いろんな人に試してほしい!

↑商品には伊藤眸さんの可愛らしいイラスト付き取扱説明書がついてくるので、それを見て入浴してみましょう。

夏場の入浴はクールダウンを意識することで入りやすくなる

セッションや、何気ない友達との会話でもみんなほんとに「夏は全然お風呂に入らない」ことがわかってびっくりします。私は三度の飯よりお風呂が好きなので、夏なんて1日3回くらい入りたいからです。

一方で、暑い中でお風呂に入ると、上がった後汗が止まらなくてつらい。外が暑すぎてそもそもお湯に入る気にならない。といった気持ちもわからないでもないです。

そこで役立ててほしいのが「クールダウンするハーブ」を使うこと。
今回ご紹介したミントティのティーパックで足湯をしたり、カルダモンなどがブレンドされた入浴茶でお風呂に入ると、お風呂に浸かっているときはポカポカするのに、上がった後の体感はすっきり爽快でとっても身体が楽になります。

お風呂は一番身近で簡単で、そんなにお金をかけずに全身の代謝を促進させるとても良いセルフケアの一つ。日本人に生まれたことの特権は、どんな家庭にもお風呂があるのが基本ということではないでしょうか。

冷え性、ダイエット、生理不順に頭痛。いろんな悩みはお風呂に毎日入るだけでもずいぶん回復するので、熱くなりやすい夏場は冷性のハーブの力を借りて、バランスを取っていきたいですね!

早速入浴茶をチェック&購入する>>>

記事をシェア

note

さらに深める

アーユルヴェーダの生活の智慧やアーユルヴェーダ料理のレシピ情報をお届けしています。
過去の更新記事も含め、気になるテーマをさかのぼってチェックできます。

【eatreat.アーユルヴェーダオンライン料理教室】

eatreat.がオンラインでお届けするアーユルヴェーダ料理教室のマガジンです。
・1月〜3月:花粉症と春の季節の食生活
・5月〜7月:肌荒れと夏の季節の食生活
・10月〜12月:乾燥、冷えと秋冬の季節の食生活
と題して、よくある不定愁訴がなぜ起こり、季節がやって来る前にどんな食生活に気をつけておくと予防ができるか、アーユルヴェーダのメガネを通してお届けします。

eatreat.エッセイ「ケアと手紙」

eatreat.はアーユルヴェーダをもとに、料理や執筆など様々な表現を通じて「あたらしいケア」について考えるブランドです。このマガジンでは、私が「ケア」について様々な視点で考えたことをエッセイにしてお伝えしていきます。