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実家の庭の軒先でおじいちゃんが育てがちな観葉植物、アロエ。

火傷したら「ちょっと待っといで!」と言われて持ってこられたのはトゲトゲの植物...という記憶があるのは昭和の人間まででしょうか。

このアロエ、実はアーユルヴェーダでは「子宮の若返りに効く」とされています。

ただ、軒先によく生えているこのアロエは大体「キダチアロエ」。
今回テーマにしている、アーユルヴェーダのお薬は「アロエベラ」の方す。

アロエはサンスクリット語で「クマーリ」意味は「少女のような」。

なんとも可愛らしい響きですね。

その名の通り、食用で摂ったり、アロエからできたジェルを膣に塗り込むと婦人科の機能が若返り、婦人科の病気全般の治療として役立ったり、女性機能の向上でアンチエイジングの効果も期待できると言われています。

アロエの効果・効能

1)婦人科の機能向上、生理改善

生理前や生理中のあらゆる痛み、だるさなど毎月の生理の悩みはもちろんのこと、子宮内膜症や卵巣の不調など現代女性の婦人科の病気は増える一方です。妊娠・出産の機会が減ったことや食生活の変化、社会進出など様々な原因はありますが、少しでも生理と付き合いやすくするためにアロエを取り入れて。

2)ピッタ(pitta)鎮静

アーユルヴェーダで火のエネルギーとされるピッタ(pitta)。アロエはこのエネルギーバランスも整える作用があります。具体的には血液、肝臓、脾臓を浄化するため肌の炎症やのぼせ、多忙な仕事での慢性疲労などを回復する効果も。

 

女性にとっても優しい味方であるアロエ。
アーユルヴェーダのサプリやシャンプー、スキンケア商品など色々アイテムはありますが、生のアロエベラを手に入れて毎日少しずつ摂るとより効果的です。

アロエベラジュースのレシピ

1)アロエベラを一本用意し、縦にそっと包丁を入れる。中から透明状のゼリーが出てくるのでスプーンでこそぎ取り、ボウルにとる。ゼリーの中の緑色の繊維を多く残すと下痢の原因になるため、できるだけ取り除く。

2)ボウルの中でハサミで簡単にカットし、非加熱の蜂蜜を加えてぐるぐると混ぜる。蜂蜜は粘性を取り除く効果があるため、ネバネバだったアロエがサラサラになってくる。

3)レモンを絞り、ミキサーでブレンドしてジュースにする。

 

<注意点>

毎日15cc-30ccほど飲む。アロエは催下作用(便が柔らかくなる)が強いため、日頃から軟便気味の人は量に気をつけて、下痢をしている最中は飲まない方がいい。

また、冷性も強く身体が冷えやすいため、冷え性の方は生姜を入れるなどバランスを取ること。

ちなみにインドやスリランカのアーユルヴェーダ薬局では、こうした生薬を赤ワインに漬けた薬用酒を手に入れることができます。これも1回につき15cc程度、薬用養命酒みたいに飲むんですよ。

パッケージが可愛くて、開けるのがもったいなくなってしまいますね。

歳を取っても女性はいつまでも可愛らしく、少女のようでありたいと願うのではないでしょうか。「クマーリ」の名の通り、愛らしさのある自分をイメージして、アロエジュースを摂ってみてくださいね。

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