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冷え性さんには欠かせないのが、生姜。
寒い時期にはコンビニや自販機でも売ってる生姜入りのミルクティが嬉しいですよね。

そんな生姜は、アーユルヴェーダでも「薬の王様」(great medicine) と呼ばれ、
とっても大切にされています。

その効果効能はvataとkaphaを鎮静し、
・味覚を良くする、消化機能促進剤、消化力増進剤、精力剤
・声を良くする
・嘔吐・呼吸困難・咳・痛み・リウマチ・便秘・腹部にガスが溜まる・
腹水・心臓病・浮腫・痔核に効く
・使いすぎに注意
・熱病、経路の閉塞を取り除き、アーマを消化する。
蕁麻疹に効く
とあります

*アーマは未消化物のこと。消化しきれないで身体に蓄積していくとドーシャを乱し、不調の原因になる。

難しい漢字が並びますが、生姜は要するに「流れを良くする生薬」
アーユルヴェーダでは体内の消化器官のことを一本の通り道「スロータス」と呼んでいて、
この通り道に滞りが生じると、様々な不調の原因になるとしています。

便秘やガスが溜まるなどはもちろん、頭痛や腰痛などの痛み、むくみ、風邪、じんましんなどのアレルギー、あらゆることが「スロータスの閉塞」とつながっています。

そうならないように、毎日スロータスを綺麗にお掃除するのに少しずつ役立てたいのが生姜。

そして、生姜には生とドライがあります。
アーユルヴェーダで生の方は「温性」緩やかに温めてくれて、ドライの方は「鋭性」です。
もともと体質的にPittaが優勢で、お通じが軟便になりがちな方は、
ドライの生姜だとお腹が痛くなっちゃうかも?
自分の状態と照らし合わせて使い分けてくださいね。

というわけで、冬に作りたい生姜のレシピをご紹介します。

ジンジャースパイスレモネード

eatreat.のお店でも大人気のジンジャースパイスレモネード。
寒い時期に限らず、春先でも作ることがあります。
季節によって、スパイスの量や種類を分けて作ってみてくださいね。

<材料>※2Lのセラーメイト
・生姜 1kg
・レモン大きめ 5個
・てんさい糖 食材の1.1倍
・スパイス
赤唐辛子 2本
黒胡椒 小さじ1/2
カルダモン 小さじ2
クローブ 小さじ1
シナモンスティック 15g

<作り方>
1、生姜は泥を落としてから、皮ごと薄切りにする。レモンも皮ごと、タネごと薄切りにする。
2、生姜とレモン、砂糖とスパイスを交互に瓶に入れてぎゅうぎゅうにする。
3、温かいところに置いて、毎朝素手で中身を混ぜかえす。(手の常在菌で発酵を促すため)
4、しゅわしゅわと発酵してきたらでき上がり。
5、漉して、シロップのみ別の瓶に入れて冷蔵保存する。

<アレンジレシピ>
残った生姜やスパイスは軽く絞ってジップロックに入れておき、
チキンカレーの仕上げの最後の5分に入れて煮込むと、ジンジャーの効いたピリ辛のチキンカレーができます。お試しを!

<飲み方のポイント>
生姜は特にvataを鎮静し、便通を促す効果があります。
便秘だな、冷えているなというときは、食前や食後にこのジンジャーシロップをお湯割にして、岩塩をほんの少し加えて飲むと効果的です。
試してみてくださいね!

 

 

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