article

冬の寒さに負けて運動不足になり、
便秘や冷えで悩みがちな2月。
いきなり運動ができなくても、お腹の中から温めて胃腸の調子を整えてあげたいものです。

そんな時助けになる食材がかぼちゃです。

かぼちゃは夏の間に収穫されて、冬までずっと長持ちする貴重な野菜。

 

冷えてる時、運動不足の時の胃腸は、冷たいフライパンのような感じです。十分に温まってないフライパンにいきなり野菜をのせて火をつけて、炒めようとしても時間がかかりますよね。

そのため、先にしっかり温めてから、徐々に消化に重たいものを食べるようにしないとお腹を壊したり、未消化物を作る原因になりかねません。

冬は体力が一番ある時期ですが、だからと言って毎日お肉や揚げ物、ケーキなどを食べていると消化が追いつかなくなって、春の不調の原因になります。

肉など消化に重たいものは食べてはいけない、ということではなくて、食べるために準備をしようとアーユルヴェーダはいってるんですね。

 

朝ごはんは消化に軽く、温かいものが正解

朝ごはんは何を食べたらいいですか?
というのもよく聞かれることです。

答えは、朝の身体の状態を想像してみるとわかります。
朝起きた時は、動き始めの工場のようなもの。
まだ動作確認をしたり、内臓同士がお互いに声かけをしたり、伸びをしたりまた縮んだりしながら、ゆっくりスタートしています。

そして、朝はこれからお昼に向かってだんだん代謝を上げていく時間帯です。あくまで温めて、代謝が上向きになるようにしたいところです。

 

だから、アーユルヴェーダで朝食といえば「消化に軽くて、温かいもの」が正解。
・身体に良さそうな、生の野菜や果物のジュース
・生野菜たっぷりのサラダ
・手軽に食べられるパン
・目覚ましのコーヒーだけ
これらはあまりいい答えじゃないかも。

一般的な和食で、ご飯とお味噌汁、簡単なおかずくらいがちょうど良いのですが、それは重たいなという方にはかぼちゃを使った次のようなおかゆがオススメです。

かぼちゃのおかゆ

基本的に煮ていくだけでできるこのおかゆは、朝の忙しい時間にもオススメです。小さい子も食べられます。

<材料>2人分
・イエロームング豆 1/4cup
・かぼちゃ 1/6個
・炊いたご飯 1膳分
・生姜 ひとかけら
・パクチー、キクラゲ お好みで
・ギー、岩塩 適量

<作り方>

1、イエロームング豆を5倍の水とともに煮て、グズグズになるまで火入れする。カットしたかぼちゃを加えて、木べらで潰せるくらいまで茹でる。

2、炊いたご飯を加える。
今回はより軽くなるようにジャスミンライスにしました。
さらにちょっと煮ます。

3、生姜のみじん切りを入れて少し煮ている間に、別のフライパンでパクチーとキクラゲをざく切りにしたものをギーで軽く炒めます。
この時、ギーにマスタードシードや、クミンシードを加えてシュワシュワさせてから野菜を炒めると、より温まる効果がプラスされます。

4、鍋にフライパンの中身を加えて、馴染むまで弱火で煮込んだら、ギーと岩塩で味を整えます。

出来上がりの様子はこんな感じ。
綺麗な油分が浮いていかにも温まりそうです。

 

できました!

<アレンジレシピ>

この豆を煮てからお米、野菜を加えて作るおかゆは、他にも様々なお野菜で代用可能です。
春は茹でたほうれん草、アスパラガス、夏は枝豆やトウモロコシ、秋以降はレンコンやニンジンなどの根菜ミックスなどなど、季節のものでアレンジしてみてください。
イエロームング豆がベースになっているので味わいも優しく、栄養価も高くておチビちゃんが具合が悪い時なんかにも安心です。

記事をシェア

more

実際に味わう

からだのなみにのる“わたし”を慈しむためのアーユルヴェーダ料理
毎日のアーユルヴェーダ料理でからだのリズムを心地よく整えてください。

eatreat.SHOP / 公式オンラインショップ

eatreat.SHOPに並ぶアイテムは、ふだんの食卓で取り入れてほしいセルフケアのための料理。
アーユルヴェーダ料理をご自宅でも味わっていただけるように、お店の味をそのままに、できたての味を瞬間冷凍してお届けしています。人気のミルクシリーズや、お仕事先でも持っていると安心するお茶なども合わせてお楽しみください。