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気候が良いので日中気分良くお出かけし、
夕方に帰ってくるとなんだかぐったり...
原因はいろいろありますが、やっぱり主に太陽の熱をたくさん浴びていることは大きいです。

人は頭のてっぺんと眼から太陽の熱をたくさん吸収するので、夏のお出かけにサングラスや帽子、日傘は必須。そうは言っても、みんなで遊んでいる時に日傘をずっとさしているわけにもいかなかったり。

でもそのままにしていると、身体に熱がこもって体力を消耗するので、疲れがたまる原因になってしまいます。夏は毎日、浴びた太陽の熱を上手にリリースするのが毎日の疲れのリセットのために大切。

アーユルヴェーダのフルーツパウダー「トリファラ」でアイパックを作ろう

毎日の熱のリリースのために、思い立ったらすぐ作って欲しいのが「トリファラ」のアイパック。

アーユルヴェーダの若返りの果実「アムラ」を中心に、ハリータキ、ビビタキーという3種類の果物を乾燥させてブレンドしたハーブミックスのことを「トリファラ」といいます。
サプリメントも出ていますが、今回のアイパックに使うならパウダータイプのこちらの商品がオススメ。

トリファラは三ドーシャをバランスするので、このパウダーを煎じた薬用オイルでマッサージをしたり、サプリメントを摂ることで腸内環境をバランスしたりと、様々な使い方ができます。

アムラはこれ↓
毎日一粒食べるだけで、白髪や抜け毛などエイジングの予防になるミラクルフルーツ

トリファラの一つ、アムラについての記事はこちら

 

アイパックをするには、まずこのトリファラで煎じ液を作ります。
こんな風にコーヒーを淹れる時のようにセットしましょう。
トリファラパウダーは15gほど、お湯を200ccほど沸かします。

お湯が沸いたらチョロチョロとトリファラパウダーの上からかけて....

できました。ココナッツオイルの余った瓶に入れたので、ちょっとココナッツオイルが浮いてますが^^;問題ありません。

しっかりと温度が下がったことを確認してから、トリファラの煎じ液にコットンをひたひたに浸します。お化粧もコンタクトもとった目元に、まぶたの上からコットンを乗せてしばしリラックス。
私のオススメは寝る準備をしてベッドに入ってからコットンを乗せ、そのまま寝てしまうスタイル。

朝起きたら、茶色く湿ったコットンが枕元に落ちていることになりますが...
寝ている間にトリファラがまぶたに吸収されて、目の疲れがすっかり引いてとっても気持ちがいいです。

トリファラパウダーは便秘予防にもGOOD

しつこい便秘に悩んでいる方、また、普段は便秘じゃないけど最近消化不良が続いていてスッキリ感がないという方。トリファラを飲むとスッキリするかも!

上記の煎じ液のあまりを飲んでもいいですが、より効果的なのはお白湯にトリファラパウダーを溶いて飲むこと。

100ccの白湯に10gほどのトリファラパウダーをよく溶かします。

飲みます。

決して美味しい飲み物ではないので、むせないように気をつけてゆっくり飲んでください。
タイミングは寝る前か、朝イチが効果的。
人によってはこの量でも下痢になってしまうこともあるので、下痢にならない程度で、お通じがスッキリ出るくらいの量を少しずつ見極めてください。

毎日飲まなくても、スッキリしないなあという日だけ飲んでみても良いかも。
いつも出ていると思っていたお通じがよりスッキリするので、気持ちがいいですよ!

眼球は温めないこと。むしろ冷やしましょう!

日本だと、めぐ●ズムなどの商品が流通していることから「目の疲れには、目を温めると良いのかな?」と思われがちですがアーユルヴェーダではその逆。「目の疲れには、目を冷やす」が鉄則です。

目が疲れてるなあという日、目に手を当ててみると熱くなってないでしょうか?
充血、疲れ目、目の痛み。どれも目が熱を持って現れる症状です。
それはさながら、使いっぱなしで熱くなっているパソコン状態。

アーユルヴェーダではその症状の特徴と逆のことを治療として行うので、目が熱を持っていたら、温めることはなく、その熱を冷ましてあげるのがポイントになります。

その点、トリファラパウダーは目の熱を心地よくクールダウンしてくれるのでアイパックをすると目の熱がスーッと引いて、さっぱりします。
もしトリファラパウダーを購入するのが面倒だったり、ちょっと抵抗があったらローズウォーターでも代用可能です。

サンタマリアノヴェッラのローズウォーターがお気に入り。
ローズもまた冷性で熱を冷ましてくれるので、熱くなった目元やおでこにはどんどんパックに使って欲しいハーブです。首元や脇の下なんかに吹きかけても楽になりますよ。

 

暑い時期に限らず、目元のケアはとっても大事。
年がら年中パソコンやスマホからブルーライトを浴びて、私たちの目元は思っている以上に疲れています。そのままにしておくと頭が休まらず、睡眠の質が低下したり、目元から潤いが奪われると白内障や緑内障のリスクも高まります。

おやすみ前に触ってみて、熱を持っていたらトリファラやローズで冷ます。
これが習慣化するととっても楽になるので、枕元にハーブウォーターのセットを作ってみてくださいね。

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と題して、よくある不定愁訴がなぜ起こり、季節がやって来る前にどんな食生活に気をつけておくと予防ができるか、アーユルヴェーダのメガネを通してお届けします。

eatreat.エッセイ「ケアと手紙」

eatreat.はアーユルヴェーダをもとに、料理や執筆など様々な表現を通じて「あたらしいケア」について考えるブランドです。このマガジンでは、私が「ケア」について様々な視点で考えたことをエッセイにしてお伝えしていきます。